私立中学ランキング

順位 学校名
(所在地)
区分
高田中学校
(三重県津市)
私立中高一貫校(併設型)
鈴鹿中学校
(三重県鈴鹿市)
私立中高一貫校(完全型)
暁中学校
(三重県四日市市)
私立中高一貫校(併設型)

受験の心得

開き直りも大切

高校生・中学生の中には、受験の直前になって、焦る気持ちが沸いてくる人も多いでしょう。しかし、誰しも不安なのです。「取り越し苦労」が先に立っても学力・得点力向上という歯車はカラ回りするだけです。

これまでの勉強の仕方に不満が残る受験生もいるでしょう。やってもやっても不安になる受験生もいるでしょう。しかし、最後は「矢でも鉄砲でも持って来い」という開き直りも必要です。受験本番は、落ち着いた方が勝ちです。

受験生の親も、「今から親がハッパをかけても仕方ありません。『受験生は自分を信じ、親は自分の子供を信じる』ということに尽きる」ということが繰り返されてきた「受験の鉄則」かもしれません。

受験会場に熱気。三重で入試始まる

暁、鈴鹿、セントヨゼフ女子学園、皇学館

1999年1月10日

本格的な冬将軍の到来となった9日、暁、鈴鹿、セントヨゼフ女子学園、皇学館の三重県内私立4中学校で、東海地方のトップを切って入試が行われた。春の入学を夢見る児童たちが答案用紙に向かう会場は熱気に包まれ、寒風が吹き抜ける屋外とは対照的な光景。県内の残る私立6中学校でも、今月中旬までにそれぞれ入試が行われる

津のセントヨゼフは150人の定員に対し244人が受験

津市半田のセントヨゼフ女子学園(中津幹校長、生徒435人)では、150人の定員に対し、244人がチャレンジ。受験生たちは講堂で注意を受けた後、付き添いの父母と別れ、会場の各教室へ向かった。  教室で試験開始を待つ受験生たちは、深呼吸で緊張を解きほぐすなど割合に落ち着いた様子。それでも1限目の国語の試験開始を告げるチャイムが鳴ると、それまでとは一転した真剣なまなざしで問題用紙をめくり、回答用紙を次々と鉛筆で埋めていった。 この後、算数、理科、社会の各試験が行われた。受験生には15日までに合否を通知するという。

四日市・暁中学--志願者数は350人、昨年とほぼ同数

四日市市萱生町城山にある中高一貫6年制の暁中学校(出口寿校長、生徒412人)では同日、入学試験があり、前期日程の254人が受験した。試験科目は国語、算数、理科、社会の4教科。受験生らは、真剣な表情でテストに取り組んだ。  同校は入試日程が他校と重なることを理由に、昨年から前、後期の2回に分割し、受験科目や配点比率も変えている。前・後期合わせて男女定員130人に対し、志願者数は約350人で昨年とほぼ同数という。

教育株

受験にとらわれない発想を。初の中学生版数学コンクール

名古屋と三重で

1997年8月21日、中日新聞

受験勉強では得られない数学的発想を中学生にもはぐくんでもらおうと、初の「日本ジュニア数学コンクール」が十月二十五日、名古屋市と三重県内の計四会場で開かれることになった。名古屋大多元数理科学研究科の四方義啓教授らが毎年、高校生向けに同様のコンクールを開いているが、今回はその中学生版。全国的にも珍しい試みとして注目を集めそうだ。

受験数学にとらわれないアイデア

高校生版コンクールは平成二年、受験数学にとらわれないアイデアを養おうと始まった。八回目のことしは今月九日に開かれ、「ダルマ落としゲームではふつう最下段をたたくが、どの円盤でも同じようにたたけるならば、どこからたたくのがよいかを数理的に考えよ」といった五問を出題。約五百人が参加した。

高校生用の問題を易しく

「ジュニアコンクール」は「高校生版」に多くの参加者を出している高校の教諭らが中心となって企画。高校生用の問題を易しくした三問を出し、考える過程やアイデアを評価する。

三重県で開催準備に携わる元高校教諭の松原達夫さん(67)は「新しい数学教育のあり方を示せれば」。実行委顧問として支援する名大の加藤延夫学長は「教育に携わる者が勇気を持ち、新たな取り組みを始めることは大切」と話している。

四日市、津、伊勢

会場は名大と三重県の四日市、津、伊勢の各高校。ノートや参考書の持ち込みは自由。参加費千円は当日会場で。申し込みは往復はがきで九月二十日までに〒464-01 名古屋市千種区不老町、名大事務局気付、日本ジュニア数学コンクール委員会へ。問い合わせは四方研究室



関連ニュース

埼玉県吹上町の町立吹上小は、教師が全員参加で、各教科の特性をいかしたコンピューター利用を進めている。

発表した下絛教諭によると、同小がコンピューターを導入して四年目で、当初は触ったことのない教師ばかりだった。「コンピューターに精通した教師が一人いるだけでは駄目。一人の百歩より、全員の一歩を大切にしよう」というのが立てた方針。全教師が年一回、自作ソフトによる授業をするのがその一例だ。

実際の授業での反省点を次の授業に生かすため、「教育ソフト支援部」や操作手順を教える「コンピューターリタラシー部」など四つの専門部を設置、部間で情報を交換している。さらに低、中、高学年と特殊学級を担当する四つの学年部を別につくり、各専門部と情報を行き来させ、教師間の連携をはかっている。

地域社会の啓もう活動も盛ん。親子体験学習なども積極的に進めている。

マルチメディア・パソコンを使った実際の授業例は飯田教諭が発表した。三年生の社会科の授業では、「わたしたちの生活のうつりかわり」をテーマに近くの資料館に陳列された蓄音機やはかり、アイロンなどを取材。写真撮影したり、テープに録音してパソコンに取り込み、画面上で整理、発表させた。「こどもたちが主体的に情報を取捨選択し、学習成果をまとめることができた」という。

パソコンを単体で使っている学校が多いなかで、兵庫県尼崎市の市立園田南小の柳井教諭は、各パソコン間をネットワーク化した授業例を発表した。

教師用パソコンと生徒用パソコンを結び、全体を教師用パソコンで一括管理。一台のパソコンで絵やグラフ、音声など各情報を入力すると、他の班の生徒もそれぞれのパソコンでそれを見ることができる。

社会科の授業では、同小の校区を六分割、六つの班がそれぞれの地域を歩いて絵地図をつくり、パソコン画面上で合体させるなどユニークな試みをしている。学校内の草花を調べてデータベース化する試みも進んでいる。

生徒たちは自分たちが調べてきたことを入力する際、他の班の入力例を参考にすることができる。軌道修正したり別の視点を取り入れられるわけだ。パソコンに入力した情報は書き換えが可能なため、情報管理が今後の課題だという。

柳井教諭は未導入校へのアドバイスとして「機種やソフトウエアの選定も重要だが、最も大切なのはコンピューター利用の目的をはっきりさせておくこと」と説明。児童と一緒になって利用しようとする姿勢も欠かせないと強調した。 (小山守生

どろんこ遊び世代(1988年)

ここ数年のアウトドアライフ・ブーム。「本格的な重登山愛好家が減った分、健康を兼ねて自然を楽しもうという人たちが急増しているのが、ブームの原因」とみるのが、登山用品を扱っているデパートや専門店の一致した分析。

登山用品店として知られる新宿区百人町の「石井スポーツ」でも、この傾向ははっきり。「ここ五年ほど、キャンプ用品の売り上げは伸びる一方ですが、本格登山用の靴などは激減。その代わり、お孫さんを連れたお年寄りたちがハイキングシューズを買いに来たり、山を楽しむ人たちのすそ野が急速に拡大しているのがよくわかります」と、店長代理の森田さん。同店では、昨年夏、従業員にカヌーを習わせ、今月から店頭へカヌーを並べた。

池袋のデパート、西武スポーツ館でも、やはり、重登山用品やかつて流行したサバイバルライフ用品は減って、ファッション性豊かな衣類や用品に人気が集まっているという。「アウトドアの世界でも、やはり“軽薄短小”の時代のよう。それだけに、自然を楽しむバリエーションがどんどん進んでいる。まだまだブームは続くはず」と見る。

また一昨年末、釣具店の最大手「上州屋」が渋谷区笹塚に開設したアウトドア用品の専門店「キャンベル」の皆川和之店長は「家族連れや女性客が多いのが最近の特徴。昔、東京にもあった原っぱや河原で、どろんこになって遊んだ世代が大人になり、再び自然を楽しんでいるのが、今のブームでは」と話している。



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